Works
コミュニティを生むデザインオフィス
オフィスでありながら、コミュニティの中心ともなる
人と人との交流を活性化させる店舗設計のあり方
ARCHITECT MESSAGE
木々に囲まれた自然豊かなロケーションに、デザインオフィスとカルチャー&セミナースペースを兼ね備えた社屋が生まれました。
施主様は、株式会社ADesignのY様。デザイン会社を経営されているだけでなく、華道師範でもあるY様は、デザインへの深い理解があり、美に対する感性をお持ちです。LASIQの家づくりにおいても重要な要素である「デザイン」。この共通性がご縁となって、オフィス兼カルチャースペースのプロジェクトがスタートしました。
設計に際して施主様と何度も対話を重ね、空間の配置や機能性、デザイン性について方向性を固めていきました。
デザインに携わる社員の皆さんが日々の仕事場として活用するオフィススペース。様々な方が来場してカルチャースクールやセミナーを開催・参加できる体験スペース。この2つのエリアを分断せず、連続的に配置することで、施主様が考えられていた社員の皆様もスクールやセミナーに参加しやすい環境を目指しました。また、セミナーやセミナーへ参加して終わりではなく、その後のコミュニケーションを豊かにするカフェ空間もしつらえました。
自然に恵まれた心地よい環境の中で、様々なデザインが生み出され、様々な方が自分を磨くコミュニティの場となる。自由な発想と可能性の詰まったクリエイティブな施設となりました。
クリエイター
小林 伸介
Shinsuke Kobayashi
DATA
所在地 茨城県
工法 木造
延床 116.14m²(35.13坪)
POINT 店舗設計
ピラティスやヨガなどのスクーリングで活躍する姿見ガラスも設置。
体験スペースのダウンライト、スポットライトは調光が可能。AルームとBルームは稼働式パーティションで区切られており、大部屋として利用することも可能です。
体験スペースの名称はsukirua(スキルア)。A・B・Cの3部屋で構成されています。
体験スペースのCルームには机と椅子が常設されています。椅子は遊び心のあるものを。
ホールはカフェスペースも兼ねた交流の場。カウンターをしつらえ、ゆっくりと話ができるスペースとなりました。
背景に林を望むゆったりとした環境に、華美な装飾性を排したモダンなデザインが映えます。
緊張感のある黒い外観の中に、木目のあたたかみを備えたアプローチが目を引きます。
オープンエアのカフェスペースも用意。広々とした環境だからできる、贅沢な選択。
オフィススペースや体験スペースから真っ直ぐに伸びる廊下の先には、広々としたホールが。緩急のきいた空間設計です。